(少し手直しして今年も更新いたしました。3805字です。)
クリスマスの絵本といえば、これ!
The Night Before Christmas ではないでしょうか。

Twas the Night Before Christmas: A Visit from St. Nicolas
- 作者: Clement Clarke Moore,Jessie Willcox Smith
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt
- 発売日: 1912/09/09
- メディア: ハードカバー
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112行の英語の詩。
英語量は結構なボリュームです。
この詩のなかで、
soot という英単語に初めて出会いました。
なんだと思いますか?
答えは、
「すす」です。(英検でいうと1級レベルの英単語らしい、、、)
外国語として英語学習している幼児・小学生には、一部分だけでも抜き出して、聞いてみたり、音読などしてみるとよいかと思います。大人でも楽しめます。
こちらが(↓)、1912年、初めて出版された本です!
こちら(↓)からご購入いただけます。kindle版もあります。

Twas the Night Before Christmas: A Visit from St. Nicolas
- 作者: Clement Clarke Moore,Jessie Willcox Smith
- 出版社/メーカー: Houghton Mifflin Harcourt
- 発売日: 1912/09/09
- メディア: ハードカバー
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こちら(↓)は日本語版です。kindle版のみのようです💦

それはクリスマス前夜のことでした: セント・ニコラスがやって来た!
- 作者: クレメント・C・ムーア
- 出版社/メーカー: 川寺書房
- 発売日: 2014/10/05
- メディア: Kindle版
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ニューヨーク州トロイの「センティネル」という新聞に無名で発表されたのが最初です。
(ちなみに、1823年は、 勝海舟が生まれた年でもあります。さらに、勝海舟のお孫さんが、日本の女子医学会関連の会長さんをしていたよ、と知り合いのおばあちゃん内科医から、20年以上前に聞いたことがあります、トリビアにすらならない情報ですが、、、。)
著者は、クレメント・クラーク・ムーアとされていますが、本当は、彼の友人であるとの異説もあります(ウィキペディアより)ちょっと謎めいていてワクワク。
この英語の詩が、
クリスマスには、サンタがトナカイが引くそりに乗り、
空を飛んでやってきて、
煙突から入り、
プレゼントを置いていくよ~、
という定番のイメージを形成したようです。
(英語のウィキペディアでは、この本の原文が読めます。)
この英語の詩に、数々のイラストレーターがそれぞれに絵をかいて、それぞれに出版されているので、同じ内容で、違う絵の絵本が何冊も出版されていて、選ぶのが大変…!
でも、チョイスが多くて、逆に、選ぶのが楽しいかもしれません。
ちなみに、私が読んだのは、この2冊。
1冊目は、ターシャ・テューダーが絵を描いた絵本。
ターシャ・テューダーは園芸家としても有名で、彼女のライフスタイルを取り上げた本も日本で出版されています。
クリスマスの絵本紹介の前に、早くも寄り道!
ターシャさんについての本3冊↓。コロナ禍にある私たちに勇気と希望を与えてくれるのではないかと思います。
ここで寄り道終了。
さて、ターシャはこの The Night Before Christmas では、
暖炉の周りなど、ターシャ自身の家を描いてますね^^;。
少し暗い感じですが、柔らかく美しい絵です。
写真の絵本は2002年出版です。
(私が読んだのは、1999年出版で、表紙の絵が違います。)
こちらからご購入いただけます(↓)。

- 作者: Clement Clarke Moore,Tasha Tudor
- 出版社/メーカー: Little, Brown Books for Young Readers
- 発売日: 2002/09/01
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 4回
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こちらが日本語版です。こちらからご購入いただけます(↓)。

- 作者: クレメント・クラークムア,ターシャテューダー,Clement Clarke Moore,Tasha Tudor,中村妙子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2000/11/27
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
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2冊目は、ウィリアム・W.・デンスロウが絵を描いたこちらの本。
サンタの服の色に注目!
残念ながら、英語版は、中古もない😿ようでしたが、とても個性的な本で、個人的な好み^^で紹介させていただきました。
日本語版は、こちらからご購入いただけます(↓)。

- 作者: クレメント・C.ムーア,ウィリアム・W.デンスロウ,Clement C. Moore,William W. Denslow,わたなべしげお
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1996/10/25
- メディア: 大型本
- クリック: 1回
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その他、
小さいボードブック↓。絵は単純で分かりやすい。

The Night Before Christmas (Little Golden Book)
- 作者: Clement C. Moore,Corinne Malvern
- 出版社/メーカー: Golden Books
- 発売日: 2011/09/13
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 1回
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ポップアップ絵本↓

Pop-Up 'Twas The Night Before Christmas (Pop-ups)
- 作者: Susanna Davidson,Gaia Bordicchia
- 出版社/メーカー: Usborne Publishing Ltd
- 発売日: 2018/10/04
- メディア: ボードブック
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仕掛けが美しいです↓。kindleでは味わえない立体感ですよねー、しかけ絵本って。
2ページだけリンクからご覧いただけます。
それだけでもうっとりしてしまいます。

The Night Before Christmas (Classic Collectible Pop-Up)
- 作者: Clement Clarke Moore,Robert Sabuda
- 出版社/メーカー: Little Simon
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 22回
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【この英語の詩の特徴】
「The Night Before Christmas」のどこが好きかと言いますと、
①韻を踏んでいるところ(当たり前ですが)、そして、
②描写がおもしろいところ、です。
①韻を踏んでいる
Saint Nicholas (サンタのモデルとなった人)を描写しているところで、
foot とsoot (すす)が使われていて、終わりの音が、共に(無理やり日本語で書くと、「ウットゥ」という)同じ音になるのです。
意味も通じさせると同時に、イチイチ韻を踏むように言葉を組み立てるって、すごいですよね!
②描写がおもしろい
特に私が気に入ったのは、サンタの 描写のところ。とてもユーモラスです(特に、ポッコリお腹の描写が面白い...。)
全体で、このような英語の詩が112行あるので、すべてを学習するのは大変。
【使い方】としては、
①英語絵本は、大きくなってからでも読めるから今からお子さんにプレゼント?
または、自分へのプレゼント^0^?
そして、毎年、少しずつ読めるようになり、成長を感じてみる^^(なんたって、112行もありますから)。
②少し英語が読める場合は、例えば、
Aaint Nicholasの描写のところで、
mouth, snow, face, teeth, jelly など、読めそうな単語を探させてみる。
自信になります!
②映像を見ながら、聞くだけにする。
こちらのyoutubeは、かなりよいです。
読み手は、ペリー・コモ。
素晴らしい声で、この詩を読んでくれます。
スマホで音だけ流しておくだけでも、声が素敵なので、個人的には好きです。
ということで、今回は、
「The Night Before Christmas」についてでした。
こちらにクリスマス・冬関連の絵本などをまとめました↓。
こちら(↓)も覗いてみてください。