最近、本屋さんに平積みされ売られているのを見かけました。緑と赤のかわいい表紙が目立ちます。

- 作者: Robert Barry
- 出版社/メーカー: Doubleday Books for Young Readers
- 発売日: 2000/10/17
- メディア: ハードカバー
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【対象】
単純なお話なので、バイリンガルなら2歳くらいから8歳くらいでしょうか。
英語の多読に慣れていて、読むのが得意な英語学習者なら、英検3級の文章が読める人。
【特徴】
55年前の、1963年に出版されました。
英語は各ページに4行から16行あり、ボリュームがあります。
この絵本の最大の特徴は、日本語で読むと分からないのですが、英文の各文章のかたまりごとに、韻を踏んでいます。
例えば、
green と seenは、
最後の音が、同じ「イーン」という音になっています。
このように、各ページに必ず韻を踏んでいる部分があります。
ですので、英文を声に出して読むと、リズミカルな、まるでチャンツのように英語のリズムも楽しめます。(チャンツに関しては、こちらに良い教材あります↓。)
【CD・チャンツ】小学生の英語口慣らし学習におすすめ。松香フォニックスの「 I like coffee I like tea」 - 元英語講師の「おうち英話」のススメ
また、英単語に関しては、splendid, magnificent など、英検でいうと2級以上の単語もでてきますが、
ネイティブの子ども達が理解できる程度の単語です。英語絵本を読む利点の一つは、英検のレベルに関係なく、ネイティブの子どもが普通に理解できる単語を知ることができることです。
さて、次に英文法ですが、
to不定詞
He dashed downstairs to open the window
関係代名詞のthatが省略された形
This was the moment(that)he'd waited for.
受動態(be 動詞+動詞の過去分詞形)
Baxter, the butler, was called on in haste.
So, it was presented to Miss Adelaide,
と随所に出てきます(英文は絵本の中の文です)。
これらは英検3級、つまり中学3年までに習うものですので、英検3級が読めれるくらいの力があれば、読めるでしょう。
【ストーリー】
ウィロウビーさん宅に大きなクリスマス用の木が届きましたが、クリスマスツリーの先っぽが収まらないから、切っちゃえ!と切ってしまいます。
切り取られたツリーの先っぽは、別の人がもらって、家に飾ります。しかし、飾ってみると、先っぽが収まらないので、切り落とします。そして、また別の人がその先っぽをもらい…、それが、最後まで繰り返される、というお話です。
一番最後のページは、なんとなく予想ができますね!
55年前の絵本ですので、もしかしたら、親子3代にわたって読んでいるという方々も、もしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか?!
こちらにクリスマス・冬関連の絵本などをまとめました↓。
最後に、
こちら(↓)も覗いてみてください。