「英語の発音を練習する」のが大切と思っていない?!
こんにちは。皆さん、一昨日2017年6月20日の日本経済新聞の記事「小学校英語は「役立たない」中1の5割、調査に回答」、という記事をご覧になりましたか~?
ベネッセ教育総合研究所が調査がしたんだそうです。これを読み、色々と思うことを書きたいと思います。
調査によると、ざっくりいうと、小学生のときは、英語の授業が役に立つと思ったけれど、中学に入ると、そう思う子は減る、んだそうですよ。
今日は、「発音」に注目してみました。
「発音をきれいにする」ことが英語を勉強する上で大切なことだと思うと答えた小6が50.4%だったのにくらべ、中1になると29.0%と21.4ポイントも下がったそうです。
思うに、その理由のひとつは、
そもそも中学の英語の授業で発音練習なんて、やらないからではないかと思います。
大切なことなのに、生徒たちが大切だと思わないということは、学校の先生もカリキュラムも、発音練習を大切だと認識していないと、推測します。
次に、中学1年というと、11歳、12歳。ハッキリ言って、練習しないと、英語らしい発音は身に付かない年齢です。
できないのがだんだん自分なりに分かってきて、あきらめているのかもしれません。
でも本当は上手になりたいと思っているハズ。なのに、練習ができない。
なぜか。
それは、中学では発音指導がほとんどないから。(多分小学校でも…。)
発音指導の良い教材がないか、あっても授業では使わないし、だから、自宅学習したくても、教材の情報は学校からはないから。
発音の練習に割く時間が無いから。
思春期真っ只中の中学生は人前では恥ずかしくて積極的にやらないから。
ないないづくしですね~^^;。
中1から英語の発音の練習をはじめるとしたら、毎日、数分でもいいから、発音の練習に時間を割く、くらいの覚悟が必要なんですよね。野球の素振りと同じです。
知り合いで、中学1年のときに、親の都合でアメリカにに移り、毎日アメリカ人の家庭教師から、2時間、発音のみの練習をさせられたそうです。
先生が厳しくて泣きながら練習する日もあったそうです。でも先生は、手を緩めなかった、なぜなら、そのくらいしないと、しばらくアメリカで暮らすのに、きちんと発音できなかったら、本人にとって良くないから。
私も、中学に入ってから英語を始め、発音練習にはかなり時間を割きました。
おかげで教科書を音読するときは、英語の教科書の音声教材とほぼ同じ発音だったと思います。音読しなければ、英語を勉強してもしゃべれません。
10年以上英語教育に関わっている私としては、日本では、きちんとした発音を身に着けるには、小学校、中学校は全くあてにはできない、というのが正直な感想です。
こちら(↓)も覗いてみてください。